ちゃんと保険や事故補償はあるの?
- そもそも保険はあるの?
- 任意保険は入るべき?
- バイクと自転車で違いはある?
- 注意すべき点は?
本記事はこんな方におすすめ
- 配達員として働く前に事故にあった場合の保険・補償内容を確認したい方
- 任意保険に加入すべきか迷っている方
UberEats(ウーバーイーツ)の配達員として働く場合、自転車やバイクでの走行時間が大幅に増加します。
つまり「走行時間が増える」=「事故に遭う可能性が上がる」という事ですよね。
配達者自身を守る為にも、仮に加害者となってしまった場合に相手方の生活を保障する為にも、ウーバーイーツの保険がどのくらい有効なのか、配達パートナーとして知った上で稼働をすべきです。
今回の記事ではUber Eats(ウーバーイーツ)で事故に遭った場合の保険内容・おすすめの任意保険について分かりやすく説明しますのでぜひ参考にしてください!
当サイトでは任意保険への加入も推奨しています。
後半では、おすすめの任意保険も合わせて解説します!
- 本記事は2022年2月に更新された配達パートナーサポートプログラムの最新の補償内容に基づいています。
- 保険/補償制度は生命の根幹に関わる部分ですので、必ず公式ページの内容も確認するようお願いします。
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Uber Eats(ウーバーイーツ)の事故保険・補償制度
ウーバーイーツの事故保険・補償制度
- 事故保険の加入資格:全ての配達員
- 配達車両:全車両で同制度が適用
- 保険適用:配達中に限定される
出前館やmenu、Woltと同じように、Uber Eatsの配達員(配達パートナー)には事故保険・補償制度が適用されます。
ただし上記のように、
全ての事故に対して適用される訳ではありません、、
非常に重要な点なので、各ポイントについてもう少し補足しますね!
事故保険の加入資格:全ての配達員
保険加入の資格者は全配達パートナーです。
保険加入は無料でUber Eats(ウーバーイーツ)と「配達パートナーとして業務契約を結んだ」時点で「自動加入」されます。
配達車両:全車両で同一保険制度が適用
配達車両による補償範囲には差はありません。
自転車でもバイクでも、軽貨物でもUber Eats配達員(配達パートナー)として稼働する以上は同プログラムが適用されます。
事故保険の適用:配達中に限定される
事故保険の適用はウーバーイーツの「配達中」に限定されます。
この点が非常に重要です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)では「配達中」という定義を以下としています。
「配達中」の定義
- 注文品を店舗から受け取り、配達を完了してから15分経過した時
- 注文がキャンセルされてから15分経過した時のいずれか早い時
言い換えれば、
『リクエスト待機中に発生してしまった事故に関しては、配達中ではない為、補償できません。』
という事ですね。
引き続き、どういう補償制度なのか解説していきます!
詳細は以下のページでご確認ください!
▼事故保険の内容の詳細はこちら
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の事故保険|対人・対物賠償責任制度の補償内容は?
対人・対物賠償責任制度の補償内容
- 補償額:上限1億円
- 最大自己負担金:なし
「対人・対物賠償責任制度」は「配達中に他人を死傷させたり、物品を破損してしまった時に生じる損害賠償を補償する制度」です。
この補償内容は以下のような事例で適用されます。
- 配達中に歩行者にぶつかって怪我を負わせた場合
- 商品を受渡し時に誤ってこぼしてしまい注文者に火傷を負わせた
- 配達中に注文者の自宅や第三者の車両に損害を与えた場合
補償額:上限1億円
損害賠償の補償上限額は1億円です。
余程の事故でない限りは補償額を超える事故は発生しないと思いますので、十分な金額補償であると思います。
最大自己負担金:なし
以前はバイク(125cc以上)の車両事故に関しては負担金が5万円で設定されていましたが、「負担金はなし」に変更されました!
Uber Eats(ウーバーイーツ)も事故補償に関しては手厚い補償内容に改善していく方針のようですので、この点は配達員にメリットがあり、いい取り組みですね。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の事故保険|障害補償制度の内容は?
障害補償制度の内容
- 医療見舞金:最大50万円
- 死亡見舞金:1,000万円
- 葬式費用:最大100万円
- 後遺障害見舞金:最大1,000万円
- 入院見舞金:7,500円/日(MAX60日)
- 配偶者/被扶養者見舞金:15万円/人(最大3人)
この補償内容は以下のような事例で適用されます。
- 配達中に車とぶつかり、自身が怪我を負った
- 商品受取時に誤って料理をこぼし、自身が火傷を負った
簡単に説明すると以上ですが、適用条件がかなり細かく規定されている為、詳細は以下の公式規定を参照ください。
▼障害時の補償規定はこちら
Uber Eats(ウーバーイーツ)の事故保険の制度で注意すべき点【アカウント停止も】
注意すべき3つのポイント
- 配達中以外には適用されない
- 障害補償はあまり充実していない
- 配達アカウント停止もあり
配達中以外には適用されない
繰り返しになりますが、「配達中」以外の移動や待機中に生じた事故について一切補償はありません!
仮に事故を起こしてしまった場合は全て自己責任になってしまいます。
バイクであれば必ず自賠責に加入していますのである程度の補償はありますが、自転車配達の場合、任意保険に加入しなければ非常にリスクが高いですね。
ココがポイント
・保険の適用は「配達中」のみ!
・オーダーを受注して配達を完了して15分以内までが保険適用範囲
障害補償はあまり充実していない
障害補償については休業補償も手厚くなく、医療費も上限が少ないと思われる方も多いと思います。
特に入院や手術という事になれば、収入もゼロに、、
ココがポイント
・障害補償は充実していない。
・業務中も適用される任意保険への加入がおすすめ!
配達パートナーアカウント停止もあり
Uber Eats(ウーバーイーツ)の保険を適用(事故報告)すると、しばらくアカウント停止措置が取られる事があります。
少なくとも事故調査が完了するまではアカウント停止され、危険運転や過失がある場合はアカウント解除になる可能性も。
Uber Eats側としては危険運転の可能性がある配達パートナーとは契約したくないというのは当然の対応とはいえます。
しかし特に専業で配達報酬をメインとしている方にとっては死活問題になりかねませんので、この点は良く考慮する必要があります。
ココがポイント
・事故調査中はアカウントが一時停止する。
これから、『自転車』『バイク・軽貨物』の車両別に保険に対する考え方を解説します。
目的に合わせてジャンプ!
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員は自転車任意保険への加入が必須
今までに解説した内容から、
Uber Eats(ウーバーイーツ)の自転車配達員は、少なくとも「配達中」以外での事故リスクに備える為にも自転車保険の加入は必須と考えます。
また、近年では自転車事故の増加に伴い、条例で任意保険の加入を義務化している都道府県も増加しています。
UberEatsの多くの配達エリアでも22年10月時点で、任意保険の加入を義務化しています。
◆各都道府県の自転車保険義務化エリア
【引用:au損保】
Uber Eats配達員が自転車任意保険へ加入する際に考えるべきポイント
Uber Eats配達員の自転車任意保険
- 「業務中」にも任意保険を適用する
- 「業務外」の任意保険だけ適用する
「業務中」にも任意保険を適用する(Uber Eatsの補償内容では不安な方)
おすすめの業務中任意保険
- フリーナンスあんしん補償最安無料!
- フリーランス協会ベネフィットプラン
Uber Eatsの『配達中』の保険を充実させたい方におすすめの保険が上記の2つです!
それぞれ特徴と解説していきます。
フリーナンスあんしん補償(損害賠償保険)
フリーナンスの特徴
- 0円〜から配達中の損害賠償保険(最高5,000万円)に加入できる
- 490円〜/月で『最高500万円の業務上の過失補償』がプラスされる
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今、出前館配達員の保険で必ず入った方がいい保険がフリーナンスです!
なんと無料加入するだけで、配達中の事故補償が受けられます。
さらに、レギュラープランなら毎月490円〜で『最高500万円の業務上の過失補償』がプラスされ、あらゆるトラブルに対応した保険が格安で付けられるのでおすすめです!
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フリーナンス協会ベネフィットプラン
フリーナンスよりさらに「事業用」の保険内容を充実させたい場合は「Uber Eats配達パートナー向けベネフィットプラン」を推奨します。
このプランはUber Eatsがフリーランス協会と協賛し、フリーランス向けの補償制度/福利厚生制度を割安で利用できる仕組みです。
参加申し込みは上記リンクからではなく、UberEatsより配達パートナー向けに送付されるメールより申し込みください。
本サイトリンクより正式申し込みするとUberEats配達パートナー独自の優待サービスは受けられません。
本サービスを利用すると10,000円/年で障害補償(1,100円/日)、通院(500円/日)の補償が受けられます。
年会費10,000円+αの費用が必要になりますので、結構高いですが、「業務中」の補償や所得補償も充実させたいという方は一度詳細を確認してみてもいいと思います。
「業務外」の任意保険だけ適用する(業務中はUber Eatsの保険で十分という方)
「配達中」はUber Eatsの補償内容でよく、「業務外」の自転車保険だけつければいいやという方はまず、自動車保険や火災保険で特約を付帯できないか確認しましょう。
自転車保険単体で任意保険に加入するよりも格安で補償内容のいい保険がありますので、まずは活用できないか検討しましょう。
そもそも、そういった保険に加入していない方は自転車保険単体で任意保険に加入することをお勧めします!
業務外にUber Eats(ウーバーイーツ)配達員が加入すべき自転車任意保険は?
自転車保険の特徴
- PayPay自転車保険:140円/月の格安で最低限の補償あり
- au損保自転車保険:340円/月で補償内容が充実
私は「業務中」の補償はUberEatsの補償内容で十分と考えています。
そのため「業務外」使用の自転車保険に加入しています。
その中で私も加入しているオススメの自転車保険は『PayPay自転車保険』『au損保』のいずれかです。
格安の保険料はPayPay、手厚い補償はau損保と認識いただければOKです!
以下に少し保険内容を説明しますので、ご自身にあった保険を選びましょう。
おすすめ①|PayPayあんしん自転車保険【配達中以外】(140円~/月)
保証補償内容 | 基本プラン (140円/月) | 安心プラン (190円/月) |
損害賠償責任 | 1億円 | 1億円 |
死亡・後遺障害 保険金 | 100万円 | 100万円 |
入院保険金 (日額) | – | 3,000円 |
通院保険金 (日額) | – | 1,500円 |
PayPayあんしん自転車保険は140円/月~で賠償責任上限1億円の他、ご自身の入院補償なども少額ですが付与されます。
またPayPay保険の掛け金は『PayPayボーナス』の還元対象です!
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おすすめ②|au損保自転車保険【配達中以外】(340円~/月)
au損保ではブロンズ・シルバー・ゴールドの3パターンの加入コースがありますが、手頃な価格のブロンズ・シルバーコースの補償内容を簡単に説明します。
内容 | ブロンズコース | シルバーコース |
月会費 | 340円 | 590円 |
個人賠償責任 | 2億円 | 3億円 |
死亡/後遺障害 | 500万円 | 800万円 |
入院保険金(日) | 8,000円 | 12,000円 |
通院保険金(日) | – | 2,000円 |
ロードサービス | 〇 | 〇 |
個人賠償責任は2億円以上と十分な補償内容となっており、入院補償も8,000円~と手厚いです。ロードサービスも年4回まで無料でパンクや故障の際にも利用できるので、この点も嬉しいですね。
通院保険が「シルバーコース」から付帯という点と各々の補償額を検討し自分の希望にあったコースに加入するのがお勧めです。
ちなみに私は「ブロンズコース」に加入しています。
詳しい補償内容を確認したいという方は、以下のau損保公式ホームページより確認ください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)バイク配達員に任意保険は必要?
既に任意保険に加入している場合は「配達中」にも適用できる規約になっているか確認しましょう。
バイク保険の場合は自転車保険と異なり「業務中」の保険適用の定義を年間走行距離等で分類している事が多いので、加入している保険の要件変更が一番スムーズだと思います。
任意保険に加入していない方は一括比較がオススメ
まだ任意保険に加入していない方に向けて保険の選び方を少し解説します。
正直、バイクや自動車保険は非常に多くの種類がラインナップされていますので、どの保険がコスパに優れているかわかりません。。
『保険の窓口インズウェブ』で無料で一括比較ができますので、試してみましょう!
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ウーバーイーツ配達員で更に保険を充実したい方は労災特別加入もおすすめ!
21年9月より、フードデリバリー配達員として働く方は労災特別加入もできるようになりました!
当然Uber Eats配達員も対象になります。
加入には月額の掛け金1,000~10,000円/月が必要ですが、金額によっては会社の労災と同等の手厚い補償を受ける事ができます。
専業の配達員や、家族がいる副業の方は労災特別加入もおすすめですので、検討してみましょう。
以下にUber Eatsが理事を務める『一般社団法人 フードデリバリー協会』が推奨する労災運営会社を紹介しておきます。
掛け金や補償額は対象のサイトで確認してみてください!
労災特別加入の運営会社
任意保険の加入手続きが面倒な場合はウーバーイーツの法人業務委託も検討しよう
法人業務委託配達員のメリット
- 鳴らない閑散期にも安定した収入
- 焦らずゆっくり配達できる
- 法人によっては保険に加入できる可能性もある
報酬体系は通常の成果報酬ではなく日給や時給ベースの『固定報酬』がメインですが、シフト時間内は全て業務中の扱いになるため保険が適用されます。
さらに、法人によってはすでに保険加入手続きを済ませてくれている場合もあるので、少ない手続きで配達ができます。
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▼ウーバーイーツの法人業務委託についての詳細はこちら
関連記事【ウーバーイーツ法人業務委託】鳴らない時でもOK!時給制配達員とは?
まとめ|ウーバーイーツの任意保険に入って万が一に備えよう!
それでは最後に本記事のポイントをまとめます。
まとめ
- Uber Eatsの補償は「配達中」のみ
- 「配達中」の任意保険は「業務用」の保険を
- 自転車は任意保険の加入必須!
- バイク配達でも任意保険の加入を
以上になります!
「配達パートナー」はあくまで「個人事業主」。
Uber Eatsでも色々補償制度を準備してくれていますが、不足する部分は任意保険などで自ら行動してカバーする必要があります。
自分を守る為にも相手を守る為にも、万が一の事を十分に考え働きましょう。
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